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 多くの人は一つ壁にぶつかると諦めてしまう。僕も18歳頃まではそういう生き方をしていた。 若い頃は様々なことで悩み、苦しんだ。しかし、3年浪人したことによって 「やればできる」「成功するまで続ければいい。何年かかっても続ければいいんだ。」 という考え方ができるようになった。 それからさらに釈迦の勉強をしたことによって 「悩む事などない。行動すれば良いのだ。自分が行動すれば全て解決できる。行動しないから悩むのだ。」 ということに気が付いた。それから僕の悩みとか苦しみというものは全く無くなった。
 飯塚先生も釈迦を学んでいた。「何も実体がない。実体がないのだから自分の心と考えと行動によって実体をつくり出していくことができる。状況を変えることができる。」これを学んだ時、とても心が軽くなった。悩んでいても仕方がない。自分がどう考えて、どう行動するか、どう条件整備するかということが大事なのである。だから飯塚理論に触れた時もすぐに引き込まれていった。飯塚先生の話の全部を受け止め、吸収することができた。

 「固定的な実体は自我がない。」僕は25歳の時に初めて飯塚先生の考えに触れた。当時は「固定的な実体は自我がない。肉体は借り物である。」と言われても理解することが難しかった。しかし、年を経ると共に色々なことを体験し、「固定的自我がないとは、考え方をどんどん変えていくということだ。物事は瞬間的に変えていかなければならない。」と飯塚先生の言葉の意味を理解できるようになった。つまり1時間前に言ったことと同じことを言ったならば進歩が無いということだ。そういうことを悟ったから、今の僕はどんどんと考え方を変える。

 「空」というのは変えていくということ。固定的自我がない。固定的観念を持っていてはいけないということ。皆さんも瞬間的に考え方を変えることで、きっと人生が変わる。我々の環境は瞬間的に変化している。季節だって、天気だって、瞬間的に変わる。それが大宇宙の摂理だ。だから我々の心もそれに倣って変えていく必要がある。もし、若い頃からそういうことを理解していれば、僕の人生はもっと変わっていたと思う。 だから皆さんには若い頃から「空」という考え方を身に付けて、物事を瞬間的に変えていって欲しい。

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